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忘年会では、1年の事業安泰を祝うほか、産業開発による種の絶滅を防ぐべく、現在台湾で進められている「大潭藻礁の保護」の署名活動を推進しました。 今回のチャリティーイベントは、彰化野鳥学会(Wild Bird Society of Changhua)および彰化環境保護聯盟(Changhua Environmental Protection Union)と共同で開催されました。

大潭藻礁は2019年2月にミッション・ブルー(Mission Blue)のホープスポットに認定されています。 その豊かな生態系は学界を騒がせています。動物が形成するサンゴ礁とは異なり、藻礁は植物が形成する礁です。台湾西海岸で最も貴重な生態系は桃園の大潭にあり、藻礁は7600年もの歳月を経て形成された生態系です。10年でわずか1cmほどしか成長せず、現在は高さ4~6m、長さは27kmにもわたります。 穴や隙間が非常に多いことから、絶滅危惧種のアカシュモクザメ、名も無き新種のタコ、めったに見られないシラライロウミウシ(Goniobranchus tumuliferus)などさまざまな生物が生息し、成熟した食物連鎖と動物の多様性による生態系が形成されています。 また、大型の柴山多杯孔珊瑚(Polycyathus chaishanensis)には、台湾海峡におけるサンゴ群集の発生と変化が記録されています。

 

 

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季節によって変化する藻礁の色 Photograph courtesy of Dr. Liu (Ching-Yu, Liu)。

 

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生命力にあふれる濃いピンク色の藻礁 Photograph courtesy of Dr. Liu (Ching-Yu, Liu)

 

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狂暴なイワオウギガニ Photograph courtesy of Dr. Liu (Ching-Yu, Liu)

 

表面上は普通の岩礁のように見えますが、水面下では無数の生物が育まれています。沿岸の産業開発は、生態系の環境を侵食することになります。また、藻礁は国を守る天然の防御壁として、敵の軍艦を座礁させ侵入を防いでくれるのです。

 

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本活動では最終的に110人以上の署名が集まり、全国からは締切日前に基準の35万人の2倍の数である70万人もの署名が集まりました。 35万人の署名が集まったことで、中油天然ガスの建設を大潭藻礁生態区から遠ざけるべきか否かを決定する国民投票が行われます。 探索が完了するよりも前に、私たちの世代でこの生態系が消えてしまわないことを願うばかりです。

 

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大潭藻礁の独特な生態系がミッション・ブルー(Mission Blue)のホープスポットに認定
大潭藻礁保護の連署

 

 

 

 

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